やらない後悔より、やって後悔
今回のテーマは、「やらない後悔より、やって後悔」。私が現在も日頃から心がけている事です。転職に限った事ではありませんが、私自身は、この姿勢、転職においてはとても大事だと思っています。
転職は縁と運とタイミング。まさに、その時だからこそのご縁、というものがあるように思います。その機会を逃してしまうと、同じ企業とは2度とご縁はないかもしれません。実際、年齢が上になればなるほど、当然のことながら転職の選択肢は限られてしまうのが実情です。
特に初めての転職となる方は、非常に慎重になるものです。その気持ち、痛いほどわかります。そういった場合、私は、とにかくチャレンジすることをお勧めするようにしています。無責任に聞こえてしまうかもしれませんが、もしかしたら、その転職はその人にとって失敗になるかもしれません。企業に実際に飛び込んでみなければ、本当にその人に向いているかは、やっぱりわからないものだからです。それでも、私が迷っている方にチャレンジをお勧めするのは、「失敗の転職はあっても、無駄な転職はあり得ない」という事だけは自信を持って言えるからです。
人生において大事なのはできるだけ多くの「経験」をすること。新しい環境や会社で得た経験は、まぎれもなく、その人にとって貴重な糧となり、自身の将来やキャリア、自分自身が本当にやりたい、やるべき事を見つけ出す大きなヒントとなります。仮に転職自体は失敗であったとしても、なぜ失敗であったか、を自身で理解し、納得することができれば、次の転職の成功確率を大きく上げ、次の仕事に活かすことができます。それは、転職というアクションをとらない限り、決して得ることのできない貴重な経験であるはずです。
少なくとも、面談という形で新しい会社を見、その会社で働く人と話をする機会が持てるのであれば、そんな貴重な機会、逃す手はありません。面談に行ったからと言って、その会社に入らなければならないなんて事はないのですから。
「失敗はあっても無駄はない」。「やらない後悔より、やって後悔」。そんな前向きなチャレンジ精神を大事にして、多くの会社と出会う場を積極的に持っていく。運命の出会いとなる会社とめぐり合うのに必要なのは、そんな姿勢であるように私は思います。